運営者

なぜ、このWEBメディアを始めたのか

「FPが考える30代の人生攻略ノート」にお越しいただき、ありがとうございます。運営者の海野 凪生太と申します。名前は「なおた」と読みます。

突然ですが、あなたは今、
「このままで本当にいいのかな?」
「もっと充実した人生があるはずなのに」

と、漠然とした不安やモヤモヤを感じていませんか?

私もかつてはあなたと同じように、そんな「30代の壁」にぶつかっていました。仕事ではそれなりのキャリアを築き、プライベートも順調に見えるけれど、心のどこかで「本当にこれでいいんだろうか」という声が聞こえてくる・・・。

そんな経験、ありませんか?

 海野 凪生太(なおた)
3歳と1歳の子どもを育てる36歳。

・国家資格「ファイナンシャル・プランニング技能士2級」合格
▶︎変化の多い不安な将来をなんとかしたいと考え、まずはお金を知るために取得

・国家資格「宅地建物取引士資格試験」合格
▶︎人生で一番大きな買い物である「家」を買うときに、賢く買いたいと思って取得

・民間資格「認定心理士(日本心理学会認定)」
▶︎実は行動の多くの部分は、人間の本能で動かされています。だからこそ、人間を理解したいと思い取得

AIや人口減少など先が見えない現代で、どうやって「安心」して生きていくかを実践しながら、学んでいます!

立ち止まれなかった私が見つけた、人生を変える「ヒント」

私は20代半ばから持ち始めたモヤモヤと真剣に向き合い、立ち止まろうとしました。しかし、忙しく過ぎる日々の中に、「立ち止まる」時間なんてありません。私が30歳になった時、立ち止まるきっかけが突如現れました。それは、59歳だった父親の死です。もし、自分も父親と同じ年齢でこの世を去ることになれば「人生の折り返し地点は過ぎた」ということに気づいたのです。忙しい日々を言い訳にして、向き合うことから避けている時間なんてありません。

忙しい日々をやりくりしながら、答えを探す中で、いくつかの「ヒント」に出会いました。それは、価値観が多様化し、正解が見えにくい現代において、自分自身のキャリア、お金、時間、そして何より「自分らしい生き方」という、人生の核となる要素を深く見つめ直すことでした。そして、重要なことは、親や学校の先生から教えられた価値観では、現代は通用しないということです。

私の30代前半は、これらの要素を少しずつ見直していくことで、驚くほど色鮮やかに変わり始めたのです。30代半ばを過ぎた36歳の時、このWEBメディアは生まれました。ここでは、私自身の経験と、そこで得た学びを、今まさに同じ悩みを抱える30代のあなたと分かち合いたいと思います。

私の人生ロードマップ

20代前半

地方で育った私は「人生で一度は、日本の中心で働きたい」と考え、東京都心にある旅行会社に就職。
定時は9時〜18時にも関わらず、7時過ぎに出社し、帰るのは終電という日々でした。金曜の夜は先輩に誘われ、飲み会に行き、日付が変わってから帰宅して就寝。起きたら、土曜の夕方というのが定番で、それでも疲れは溜まっていました。
また、当時は当たり前(と感じていた)「サービス残業」が毎日4時間以上。
食生活も酷く、体重は10キロ増加。ストレスや食生活が影響し「十二指腸潰瘍」を発症してしまい食べるものは全て吐き出してしまうのを経験。まずは、生活環境を変えようと、地方への転職を決意しました。
この時期に「旅行会社にいるのだから」と思い立ち取得した国家資格である「旅行業務取扱管理者」が後ほどの人生で役に立つとは当時は思いませんでした。

海野

ストレスでご飯が食べられなくなる経験は、人生で初めて。
今振り返ると、心の病になるまでに辞められてよかったと思います。

20代半ば

地方にある宿泊施設に転職。小さなホテルでしたので、フロントやレストランなど旅行者の受け入れを一通り、経験しました。社宅もあり、住居費は月2,500円。給料はそんなに高くはなかったですが、最大の固定費である住居費を下げることで、可処分所得が大きくなることを実感しました。また、東京の旅行会社ではサービス残業が多かったものの、この職場ではサービス残業は存在せず、出勤時間通りにタイムカードを切り、その分支給されました。また、社宅だったこともあり、通勤時間は徒歩5分。公表されている給料だと、旅行会社の時から下がるものの、自分の仕事にかけた時間に対する可処分所得は大きくなりました。

給料は見た目だけではなく、実際にどうなるかを福利厚生や残業や通勤時間を含めて検討しないといけないことを知りました。

30歳

私にとってのターニングポイントは30歳だったと思います。これまでは会社勤めしかしたことがなかったのに、29歳で法人をつくり、30歳でフルタイムの会社員を卒業しました。形上、友人との共同創業なので、代表は友人ですが、役員に就任。人生で「会社役員」になることが来るなんて想像もしませんでした。
しかし、自分の事業だと生活費を賄うことができないので、副業にもでます。このときに役に立ったのが旅行会社時代に取得していた「旅行業務取扱管理者」の国家資格です。これを持っていたからこそ、旅行業者から声をかけてもらい、副業として働きに行くことになったのです。

起業したら、その事業だけで食っていかないといけないわけではないです。収入が少ないうちは、アルバイトに出て、2本柱で収入を得ていく方法もあります。

そして、プライベートでは父親の死を経験しました。59歳です。それまでに経験した身内の死は、祖父が72歳で肺がんで亡くなったこと。72歳でタバコを吸いまくっていたので「早すぎる」とは感じませんでした。しかし、父親はタバコを吸っているわけでもなく、めちゃくちゃ体に悪いような食生活をしていたわけではありません。それでも60歳前に死ぬこともあるということを体感したのです。当時30歳だった自分は、父親と同じ年齢で人生を卒業することになってしまうのであれば、すでに折り返し地点を経過している。残りの人生は思っているよりも短いかもしれないことを知ったのです。そうであれば「やりたいことは今しかできない」だからこそ、「やりたいことを後回しにはしない」と覚悟できたのが30歳でした。

30代前半

続いてのターニングポイントは33歳。自分の子どもが生まれました。それまで他人の子どもと遊ぶ機会はあったものの、自分の子どもとなると訳が違います。子育ては、本当に時間が必要です。これまでは「仕事7割+自分の趣味(夫婦での時間)3割」だった日常に「子育て」という時間枠をねじ込むことになります。その結果、仕事や自分の趣味、夫婦の時間が押し除けられるのです。誤解のないようにお伝えしておきますが、子どもが嫌いなわけではありません。むしろ、望んで生まれてきてくれたし、可愛いし、大好きです。しかし、時間となると別の話。子育て世代の土日は休日ではありません。子どもとの遊ぶ時間。つまり、私たち子育て世代は「年中無休」で働き続けているのです。平日には仕事をして、休日には子どもと遊ぶ。自分の趣味や夫婦だけの時間なんて、どこにもありません。

ストレスフルな日常をおくる私たちは「週末に、自分の好きなことをしてストレス発散!」と考えています。私は20代まではそう思っていました。しかし、子育てが始まると、この「週末」が存在しなくなります。平日にストレスを受けながら働く私たちは、どこでストレスを発散すれば良いのでしょうか・・・。

そう考えたときに気づいたのです。「そもそも、ストレスを受けるような仕事をしなければ良いのではないか」と。
改めて考えると、そもそもストレスを受けなければ、ストレス発散をする必要がないのです。ストレスを発散する趣味にはお金がかかることが多々あります。私たちは、ストレスを受けながらお金を得て、その得たお金でストレスを発散する。なんと、ストレスを軸とした人生を送っているのでないでしょうか。

そんな日常に疑問を持ち、どのように生きていけば良いかを考えたいと思い、国家資格の「ファイナンシャル・プランニング技能士 2級」と「宅地建物取引士」試験を受け、合格しました。

私たちの人生には終わりがきます。日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性が約87歳となっています。(2023年時点)
現在35歳だとすると男性は残り2,395週間、女性は2,709週間が残されています。高齢になるのと体力が衰えたりして、自由が効かなくなることを考えると、実は私たちが「自分のやりたいこと」をできる時間は限られているのです。

だからこそ、ストレスを受けお金を得る、得たお金をストレスを解消するために使う。つまり、自分の命を削ってストレスを軸にした人生を送っていることになってしまいます。こんな人生で良いのでしょうか。

ストレスを交換するために生きていることが、日々のモヤモヤの根本的な原因なのかもしれません。

30代後半

今、まさに私は30代後半をスタートさせました。30代前半は紆余曲折。様々なことを体験し、感じながら自分の人生について考えてきました。5年間経ち、30代の生き方や40代以降に向けた準備について、なんとなくではありますが見えてきたのが、現時点です。

私はありがたいことに、時間には追われながらも「日々のやりたいこと」をする毎日がおくれています。もし、今日、自分が死んでしまったとしても、心残りは自分の子どもたちの成長する姿が見れないことくらいで、他には悔いはないと思います。こんな毎日がおくれているのは、ありがたいことがいろいろ重なったからです。しかし、これは偶然ではあるものの再現性は高いと感じています。なぜなら、私も最初からこんな良い状況だったわけではなく、ただの会社員だったところから、自分で動き、変化させてきたからです。その動き方や考え方は自分だけの特有のものではなく、これを理解することで、誰でも自分の理想とするものに近づけるでしょう。

「人生のことを教えてほしい」と言われても、まだ30代半ばである私には伝えることができません。もっと先の人生をいく諸先輩方が多くいらっしゃるからです。しかし「30代の人生について教えてほしい」と言われると「任せとけ!」と自信を持ってお伝えすることができます。それは、30代半分を直近で自分が経験してきてわかっているから。

このWEBメディアは「リアルストーリー」

本WEBメディア「FPが考える30代の人生攻略ノート」は、私のリアルな30代経験と、FPや宅建の資格取得に向けた勉強で得た知識を掛け合わせたリアルな人生攻略をお伝えしていきたいと思います。

私は、ありがたいことに、人生をベストな状態に持ってくることができました。しかし、周りを見渡してみると、日々の仕事や子育てに忙しく、モヤモヤを抱えながらも、日々を回すので精一杯という同世代がいます。私が経験したことで、同年代の人たちが、もっと良い日常をおくることができるようになれば、世の中がもっと素敵なものになると思います。

なぜなら、私たち30代は世の中を支えるメインな年代だからです。20代は右も左もわからず駆け抜けるしかなかった。50代になると、パワーも少し衰え、次の世代に引き継いでいく年齢になっていく。つまり、世の中をある程度わかって、パワーを持っているのが、私たち30代と次の40代なのです。そんな大切な30代のエネルギーをストレスにまみれた日常に使って良いはずがありません。

エネルギーを持った30代が、仕事や子育てに追われている限られた時間でインプットしてもらえるように、必要な情報をまとめたのが当WEBメディアです。

自分の持てる知恵を共有し、もっと世の中が良くなり、それが結果的には自分や自分の子どもが心地よく過ごす世の中につながっていく。そんな流れを願って、今日も人生攻略ノートを書き綴っています。