30代の「時間がない」を解決!タスク管理術で毎日をストレスフリーに

「仕事もプライベートも忙しくて、自分の時間がまったくない…」「あれもこれもやらなきゃと焦って、いつも何かに追われている気がする」。30代のあなたは、そんな風に感じていませんか?

海野

私自身も大学を卒業し、社会人になってから「今日もやることが終わらなかった・・・」と毎日感じていました。

家に帰ると、多少はやりたいことはできるものの、残業続きで、そもそも家にいる時間がわずかな日々でした。

目の前のタスクに追われ、やりたいことは後回し。気づけば一日が終わり、心も体もクタクタ…。

でも、そんな悪循環は、正しい「タスク管理術」を身につけることで変えられます。

タスク管理は、単に ToDo リストを作るだけではありません。それは、自分の時間とエネルギーを「本当に大切なこと」に集中させるための強力なツールです。この記事を読めば、あなたは時間に追われる生活から解放され、心にゆとりを持って毎日を過ごせるようになります。

海野

「単にToDoリストを作るだけではない」と自分で言っておきながら、かつてに自分にグサッと突き刺さる言葉・・・

「ToDoリストを作れ」と先輩に言われて、その日の仕事をA4の紙に書き出していた頃が懐かしいです。笑
(書き出したことの半分も終わらないのが基本でした)

この記事がおすすめな人

もしあなたが、以下に一つでも当てはまるなら、この記事はきっとあなたが限られた時間を有効に使うことができるきっかけとなるはずです。

忙しい日々の中で、自分の時間がなかなか取れないと感じている方。
→自分のペースで主体的に日々をコントロールできるようになります。

複数のプロジェクトやタスクを同時に抱え、何から手をつけていいか分からない方。
→目の前のタスクが整理され、やるべきことが明確になります。

「あれもこれも」と焦り、常に何かに追われている感覚がある方。
→時間に追われるストレスから解放され、心にゆとりが生まれます。

疲れやすい、集中力が続かないなど、効率の悪さに悩んでいる方。
→集中力が向上し、仕事や作業の効率が格段にアップします。

仕事もプライベートも、もっと充実させたいと願っている方。
→自分のやりたいことや学びの時間など、本当に大切な時間を生み出せます。

 著者:海野 凪生太/暮らしをつくるファイナンシャルプランナー

保育園児2人を育てる30代
ファイナンシャルプランナーの知恵や自分自身の30代でのリアルな経験に基づき、発信していきます!

仕事や子育てに時間を追われて、余裕がないあなたのために、自分自身が役立った情報のみをお届けします。

【国家資格】
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級
・宅地建物取引士資格試験合格
【民間資格】
・認定心理士(日本心理学会認定)

目次

なぜ30代は「時間がない」と感じるのか?

30代が「時間がない」と感じる原因は、単に忙しいからではありません。

「タスクの質の変化」「集中力の低下」、そして「精神的なプレッシャー」という3つの要因が、複雑に絡み合うことによって、発生してくることなのです。

増え続けるタスクと責任(物理的な時間不足)

30代の忙しさは、単なるタスクの量の増加ではなく、その「質」の変化にあります。

あなたは今、「プレイヤー」から「マネージャー」へと役割がシフトしています。

責任の二重化
自分の作業に加え、部下の指導、プロジェクトの進捗管理、そして突発的なトラブル対応といった予測不能な「割り込みタスク」が急増します。これらのタスクは、あなたが計画していた時間を容赦なく奪い去ります。

家庭との挟み撃ち
同時に、結婚、子育て、家のことなど、プライベートでの「逃げ場のない責任」も最大化します。仕事の責任と家庭の責任という二重の責任が、あなたの物理的な時間を極限まで圧迫します。

海野

私自身も32歳で結婚して、自分だけが納得する家事や仕事とのバランスではなく、妻も納得するような形に変えていくことに苦労したことを覚えています。

物理的なタスクが増え、時間が逼迫することで、私たちは「限られた時間で何とかしなければ」と焦り、「非効率の罠」に陥りやすくなります。

マルチタスクの弊害と集中力の分散(時間の非効率な使い方)

時間が足りないというプレッシャーから、「同時に複数のことをこなすマルチタスク」に頼りがちになりますが、これは忙しさを悪化させる「非効率の罠」です。

脳の「切り替えコスト」
人間の脳は、複数のことを同時に処理できません。メールのチェック、チャットへの返信、資料作成への復帰…このタスクの切り替えのたびに、脳は膨大なエネルギーと「切り替えコスト」を消費し、作業効率を低下させます。

「緊急」タスクへの依存
この状態では、あなたは常に「緊急度の高いタスク(通知やメールなど)」に反応せざるを得ません。その結果、本来時間をかけるべき「緊急ではないが重要なタスク(長期計画や自己投資)」に集中できなくなり、「作業しているのに何も進んでいない」という疲労感だけが残ります。

海野

私も「今日も忙しかったけど、何も進んでいない感じがする・・・」と
思うのが毎日のことでした。

振り返ってみると、これが原因だったのですね・・・!

物理的な時間がなく、さらに非効率なマルチタスクで時間を浪費しているという自覚が、「このままでいいのか」という精神的な焦燥感と直結してしまいます。

「人生の選択肢の増加」と「将来への焦り」(精神的な時間圧迫)

30代の忙しさの根源には、物理的な問題だけでなく、精神的な「時間圧迫」が深く関わっています。

「無言のプレッシャー」の常態化
20代の「遊びの時間」と自由にできていたのが、30代では「自己投資の時間」「家族のための時間」「資産形成のための時間」など、常に『意味ある行動』を求められる時間に変わります。物理的に空き時間があっても、「この時間は何かに使わなければ」という無意識のプレッシャーが、心を休ませてくれません。

人生時計の加速
キャリアの転換点、住宅購入、老後資金など、人生の大きな選択肢が一度に目の前に現れます。これにより、残りの時間に対する意識がシャープになり、「早く行動しなければ手遅れになる」という将来への焦りが生まれます。

海野

私の場合、この限られた時間を「意味あるものにしないと」とこだわってしまい、特に子どもとの時間に影響してしまいました。

子どもは「急ぐ必要がない生き物」だからこそ、自分の気になるがままに行動してしまい朝の支度に時間がかかってしまいがち。

そんな時に「その時間、意味がある!?」と苛立ってしまう自分がいます・・・。

この「精神的な焦り」こそが、あなたの多忙な日々をさらにストレスフルなものにし、「タスク管理で自分の時間を確保したい」という強い動機につながっているのです。

3つのステップで始める「タスク管理」の基本

タスク管理の目的は、単に ToDo リストを消化することではありません。それは、自分の時間とエネルギーを意識的にコントロールし、最も重要なことに集中できるようにすることです。

STEP
タスクの「見える化」と「仕分け」

まずは、頭の中にある「やらなきゃいけないこと」をすべて書き出して「見える化」しましょう。これは「ブレインダンプ」とも呼ばれ、脳内のごちゃごちゃを整理し、頭をクリアにする効果があります。紙でもスマホのメモでも構いません。

次に、書き出したタスクをざっくりと「仕事」「プライベート」「学び」などのカテゴリーに分けて「仕分け」します。この作業だけでも、自分が何に時間を奪われているか、全体像が把握できるようになります。

STEP
「緊急度」と「重要度」でタスクに優先順位をつける

すべてのタスクを同じように扱うのは非効率です。ここでは、アメリカの元大統領アイゼンハワーが考案した「緊急度と重要度のマトリックス」を使います。タスクを以下の4つのエリアに分類し、優先順位をつけます。

このマトリックスで最も大切なのは「予定する」のタスクです。このタスクは、ほうっておくといづれ、緊急度が増し、「やる」エリアに捩じ込んでくることもあります。将来の自分にとって重要なタスクに時間を割くことで、将来的に「やる」の緊急タスクを減らすことができます。

STEP
「時間」を味方につけるスケジューリング術

タスクに優先順位をつけたら、次はそれを具体的な時間に落とし込みます。単に「やることリスト」を作るだけでなく、カレンダーにタスクを書き込むのがポイントです。

「いつやるか」を決める

「〇〇の資料作成」ではなく、「明日の午前10時〜11時で〇〇の資料作成」と具体的に時間を確保します。

バッファ(ゆとり)を持たせる

予定通りにいかないことを前提に、各タスクの間に15分ほどの休憩時間や余裕を持たせます。

「時間帯」を意識する

集中力が高まる朝に重要なタスクを、午後の休憩後には軽めのタスクを配置するなど、自分の biorhythm に合わせると効率が上がります。

【実践ワーク】今日からできるタスク管理術

具体的な管理ツールがなくても、今日からすぐに始められる3つの実践ワークを紹介します。

ワーク①:脳内ToDoをすべて書き出す「ブレインダンプ」

紙とペンを用意し、頭の中にある「やらなきゃ」をすべて書き出します。仕事のタスク、家のこと、買い物リスト、友人への連絡…どんなに些細なことでも構いません。すべて書き出すことで、思考が整理され、心がスッキリするのを感じられます。

海野

気軽にできるのは、紙とペンですが、私は「Trello」を使ってTodoを全て書き出しています。Trelloは以下のような画面で、タスクをカードにできて、移動も簡単にできるので、持っているタスクを把握しやすいです。

ワーク②:タスクを「2分ルール」で瞬時に片付ける

すぐに終わるタスクは、後回しにしないことが鉄則です。「2分以内に終わるタスクは、その場で片付ける」というルールを自分に課しましょう。例えば、「メールの返信」「簡単な資料整理」「皿を洗う」など。これを習慣化するだけで、リストから多くのタスクが消え、時間的なゆとりが生まれます。

海野

実は「〇〇やらないといけない」と考えているだけで、脳の作業容量を取られてしまいます。例えるなら、スマホのアプリを起動しすぎて、動作が重くなっているような状況です。

これを一つずつ消化していくことで、脳の負荷を軽くして、頭もスッキリして、余裕を取り戻しましょう。

ワーク③:「ポモドーロ・テクニック」で集中力を高める

集中力が続かないと悩んでいるなら、このテクニックが有効です。

25分間、一つのタスクに集中する
5分間の休憩を取る

これを4回繰り返したら、少し長めの休憩(15〜30分)を取る。 このサイクルを回すことで、短時間で集中力を最大限に高め、効率的に作業を進められます。スマホのタイマーやアプリを活用して試してみましょう。

例えば、就業時間が9時〜12時、13時〜18時であれば、下記のような時間割のイメージです。

海野

「けど、仕事中に5分休みを何回も取れないよ」と思うでしょう。

そういった場合は、

◯ 立ち上がって背伸びする
◯ 給湯室に行ってお茶を入れる
◯ トイレに行く


こういったものでも十分に休憩することができます。

ポイントは、休憩中はスマホを見ないということ。スマホを見ていたら、せっかくの休憩中も脳が休まりません。

4セットしたら15分休憩というのも難しいかもしれませんので、そういった場合は6セットまで頑張り、お昼休みでしっかり休むというのでもOKです!

ストレスを減らすためのタスク管理の応用

タスク管理は、完璧にこなすことよりも、ストレスを減らすために柔軟に活用することが大切です。

完璧主義を手放す「8割主義」

すべてのタスクを100%完璧にこなそうとすると、時間もエネルギーも膨大に消費します。ほとんどのタスクは、80%の完成度でも十分な成果を出せます。完璧主義を手放し、まずは「8割の完成度でOK」と割り切ることで、次のタスクへスムーズに進めることができます。場合によっては6割でも7割でも合格です!

海野

「私の時間は限られている」
これを大前提に行動していけば、合格ラインに達した仕事から手放していくことが大切なのです。

1→60を作り上げる時間 = 60→80にする時間 = 80→85にする時間
といったように、完成度が高くなれば高くなるほど、少しの完成度を上げるのに時間がかかるようになってしまいます。

「自分が考えているほどのレベルを相手は求めていないかもしれない」と考え、相手が満足するくらいの適度な完成度を目指しましょう

計画通りにいかなくてもOK!「柔軟な」タスク管理

人生は計画通りにいかないものです。急な仕事が入ったり、体調を崩したりすることもあります。計画が崩れても自分を責める必要はありません。計画はあくまでも目安。翌日に持ち越したり、優先順位を再調整したり、柔軟に対応する姿勢が大切です。

海野

私の会社員時代のToDoリストは、全てをやり終えたことは1回もありませんでした。そして達成感のない、なんだかモヤっとした日々を過ごしていたのです。

現代人はやることが膨大にありすぎるので、全てができなくてもOK!

定期的な見直しと「ご褒美」の設定

週末や週の初めに、その週のタスクや目標を見直す時間を取りましょう。そして、目標を達成したら、自分にご褒美をあげることも忘れずに。美味しいものを食べたり、趣味の時間を設けたりすることで、モチベーションを維持し、タスク管理を楽しく継続できます。

まとめ:タスク管理で「自分時間」を取り戻す

30代の「時間がない」という悩みは、タスク管理という技術を身につけることで必ず解決できます。

STEP
脳内を整理し、タスクを「見える化」する。
STEP
緊急度と重要度で、「優先順位」をつける。
STEP
具体的な時間に落とし込み、「計画」を立てる。

これらを実践することで、あなたは時間に追われる生活から解放され、心にゆとりを持って毎日を過ごせるようになります。そして、空いた時間で、本当にやりたかったことや、大切な人との時間、自分を癒す時間を取り戻すことができるでしょう。

タスク管理は、あなたの人生を主体的にコントロールするための最高のツールです。さあ、今日から始めて、ストレスフリーな毎日を手に入れましょう。

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